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【留学の準備】はじめてのスーツケースの選び方

中学生や高校生が、夏休み、春休み、冬休みを利用して、海外への短期留学にチャレンジする事が近年増えてきました。海外への修学旅行を実施する高校や一定期間の海外語学留学を必修とする大学もあります。留学の持ち物を準備する上で、まず始めに考えるのがスーツケースですよね。旅行の目的や期間によって荷物の量もかわります。スーツケースを新しく購入する場合は、サイズ、容量、重さ、頑丈さ、防犯機能などといったポイントを確認しておくと、自分に合ったスーツケースが見つけやすくなります。


航空会社の受託手荷物、機内持ち込み手荷物のサイズと重量

航空機に乗る時、荷物は大きく2種類に分けられます。1つは、航空機の貨物室に入れる大きめの荷物で、これが一般的に預け荷物や受託手荷物といわれるものです。チェックインの際に自分のスーツケースを預けて、到着地の空港で荷物を受取るシステムになっています。もう1つは、機内持込手荷物といって、航空機の中へ自分で持っていける小さなスーツケースやバックになります。

受託手荷物は航空会社によって、預けられる荷物の個数、サイズ、重さが違います。受託手荷物には、2段階の制限があります。よほどたくさん預ける人でなければ、「上限」は気にしなくて大丈夫ですが、「無料預け入れ許容量」をこえた場合は超過料金がかかるので、自分が利用する航空会社の「無料預け入れ許容量」を確認しておきましょう。

無料預け入れ許容量
「これ以上は超過料金がかかります」という制限
預け入れの上限
「これ以上は預け入れできません」という制限

多くの国際便で預け荷物として航空機に載せることができるスーツケースのサイズは、幅(W)、高さ(H)、奥行(D)の和の合計が158㎝以内となっています。この場合、スーツケースのキャスターと持ち手部分も含まれると思っていた方がよいです。サイズだけではなく重量制限もあります。航空会社によって異なりますが、荷物を入れた状態の重さが20〜23kgまでが受託手荷物として預けられる航空会社が多いです。オーバーサイズになると超過手数料を取られる可能性があるのでしっかり確認しておきましょう。

機内持ち込み荷物も、サイズ、重量に制限があります。各航空会社によって違いはありますが、多くの場合、身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)のほか、スーツケースを持ち込むのであれば幅、高さ、奥行の和が115cm以内のものになります。重さは合わせて10kg以内で、こちらも制限オーバーになると超過料金がかかるので気を付けましょう。



スーツケースの大きさ

トラベル用品売り場に行くと様々な大きさのスーツケースが並んでいて悩んでしまいますね。スーツケースは大まかにSS、S、M、L、2Lの5種類のサイズがあり、容量は、L(リットル)で表されています。旅行で必要な荷物は1泊につき10L程度を目安に考えると分かりやすいといわれます。10Lの容量があれば、着替えの衣服やパジャマ、歯ブラシやタオルといった生活用品まで、1日を過ごすために必要な荷物をほとんど入れることができます。

SS
S
M
L
LL
1〜2泊
2〜3泊
3〜5泊
5〜7泊
7泊〜長期
〜25L
26〜40L
41〜60L
61〜80L
81〜100L
機内持ち込みOK
預け荷物(機内持ち込み不可)

留学の場合は、ホストファミリー宅や学生寮に自分で洗濯をできる設備が整っている場合が多いです。衣服は現地で洗濯するようにすれば、持っていく数を減らせますね。お子様が初めて留学に参加するとなると、心配でいろいろ持っていかせたい気持ちも分かりますが、荷物はできるだけまとめてコンパクトにしておきましょう。出発する時、スーツケースは空いているくらいがちょうどいいです。お土産などで帰りの荷物は確実に増えます。出発する時にいっぱいだと帰りにパッキングに困ってしまいます。

留学日数ごとに適している容量を考えてみました。

1〜2週間
1ヶ月
1ヶ月以上〜
70L前後
85L前後
85L〜100L

中高生が春休みや夏休みに参加する留学プログラムだと、期間は1〜3週間になりますね。その場合は70〜80Lの大きさがいいのではないでしょうか。このサイズだと中高生でも持ち運びに困るようなことはないと思います。

1か月以上の留学では85L前後のスーツケースがおすすめです。長期の留学でも1週間分の衣服があれば、洗濯をして着回しができるため問題ありません。そのため、平均で1週間分の荷物が入るスーツケースがあれば十分です。当面の荷物だけ持っていって、あとは現地で調達をしてローカルな生活を楽しむという考え方もありますね。100Lというような大きいスーツケースの方が荷物は入りますが、重さ制限が気になります。85Lのスーツケースであれば、中身を詰めても23kg以内におさまりやすく、超過料金が発生する心配も少なくなります。



「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」(耐久性と重量)

飛行機の重量制限を考えると、スーツケース自体もなるべく軽量のものがいいですよね。軽いスーツケースを選ぶ事で、より沢山の物を詰める事が出来て、より沢山のお土産も買えます。それに中高生が留学に参加したとき、空港や現地でスーツケースを自分1人で持って移動する時間は想像以上に長いです。段差や階段でスーツケースを持ち上げなければならない時もあります。それを考えると、やはり軽いほう扱いやすいと思います。ただ、海外の航空会社ではスーツケースの扱いが雑なことが多々あります。ケースにキズがついたり、最悪ケース自体が壊れて中身が傷んでしまう恐れもあります。スーツケースを選ぶときは軽いだけでなく耐久性があるかどうかもポイントになります。

スーツケースは「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の2つのタイプに分かれます。ソフトタイプの最大の特徴は軽さです。耐久性に関してみると、ハードタイプの方が頑丈なイメージがありますが、最近ではソフトタイプも素材が進化していて強度もあり、重要な部分にはフレーム構造を使用しているため衝撃や荷重にも強く、ハードタイプと比較しても破損しづらいものがほとんどです。実際、海外ではソフトタイプを利用している旅行者が多いようです。日本ではどちらかというとハードタイプの方が主流です。ハードタイプの魅力はなんと言っても頑丈なボディです。ただ、ハードタイプも最近は素材によって特徴が異なり、例えば、金属製のものは、割れ、ヒビなどの傷に強く、樹脂製のものだと色も鮮やかで、軽量という特徴があります。比べると金属製の方が頑丈ですが、やはり重くなります。最近はハードタイプも軽量化が進んでいます。以前の、「耐久性で選ぶならハードタイプ」、「重さで選ぶならソフトタイプ」というイメージはなくなってきているようです。

耐久性とは別に、ソフトタイプの良さは片面開きということです。スーツケース1つ分のスペースで荷物の出し入れが出来るため、スペースをとらないので便利です。また、ポケットも付いているので、頻繁に取り出す小物などを入れておくと直ぐに取り出せます。ハードタイプの良さは開閉が楽ということに加えて、バリエーションが多く、選択の幅が非常に広いことです。耐久性、防犯性、重量、デザインなど、さまざまなシーンに応じて自分にあったものを選ぶことができます。ただ、両面開きは荷物を収納する時は便利ですが、毎回全開にしなければ荷物の出し入れが出来ないというのが難点です。



開閉タイプ(ファスナーとフレーム)

ハードタイプのスーツケースについてもう1点チェックするポイントがあります。フレームの部分にアルミ等の金属を使う(フレームタイプ)か、布を使う(ファスナータイプ)かの違いです。

フレームタイプの最大の持ち味は、やはり頑丈さです。中の荷物に衝撃が伝わりにくいので割れやすいものなどを入れるには安心です。重さについては、最近は、軽くて強度もあるマグネシウムフレームを採用したタイプが増えていますが、比べるとやはり重いです。価格も高めです。また、丈夫で固い素材でできたフレームは、強い衝撃が加わるとゆがんでしまうこともあります。そうなると、本体をしっかりと閉めるのが難しくなってしまいます。スーツケースの修理でも、フレームのゆがみというのがけっこう多いようです。

ファスナータイプは軽量です。少し開けて荷物を出しいれすることができるので、使い勝手がいいのも持ち味です。ファスナーのため外枠が柔軟なので、衝撃を逃しやすく、強い衝撃が加わった際にどこか一部に圧力が集中して割れてしまう、ということが少ないのも特徴です。ただ、中の荷物への衝撃は大きくなります。ファスナー部分に関してもよく確認したほうがいいかもしれません。ファスナーの質と価格は比例関係にあり、あまりに安いタイプを選ぶと、ファスナーのかみ合わせが悪くなり、使えなくなったということもあるので注意して下さい。

防犯面では、フレームタイプの方がこじあけられにくいことは確かです。ファスナータイプは柔らかい素材でできた部分を切られたり、ファスナーを壊されたり、と心配な面は多いです。ただし、海外での盗難の多くは「スーツケースをそのまま持っていかれる」というパターンで、こうなるとフレームでもファスナーでも関係ありません。どちらを選ぶかは用途に合わせたケースバイケースですね。



キャスター

持ち運びの時の使いやすさを考える時、もう1つ大切なのは「キャスター」です。ホテルや空港のフロアは、スーツケースで移動しやすいように造られていますが、街中での移動はそうはいきません。溝や段差にキャスターが引っかかってしまうと移動も大変だと感じるときもあるでしょう。

スーツケースのキャスターは大きく分けて2輪タイプと4輪タイプがあります。2輪タイプはスーツケース本体の背中側にキャスターが組み込まれ、固定されています。斜めに倒して引いて移動し、立たせておいても転がらないので、電車などでは便利です。キャスターは基本的に大型のものが多く、耐久性もあり、凸凹した道でも安定して進めるのが特徴です。4輪タイプはキャスターが本体の底辺4隅に独立して取り付けられています。スーツケースを立てたまま押して移動します。押して移動するので腕にかかる負担が少ないですし、操作性も抜群です。駅など混雑している場所では4輪のほうがかなり楽に進めます。車輪が多くなるので音が気になる人もいるようですが、その場合は静音タイプのキャスターもあります。あまりスーツケースを利用したことのない中高生には扱いやすく、腕にかかる負担が少なくて疲れにくい4輪の方がおすすめです。体の小さい中学生だけでなく、高校生や大学生でも、慣れない海外留学という環境で体に負担がかかりにくい、疲れにくいというメリットは非常に大きいです。

重い荷物を積んで地面を転がすのでキャスター部分はスーツケースの部品で一番壊れやすい箇所といわれています。価格が顕著にでる箇所でもあるので、安過ぎるものはすぐに壊れてしまったり、滑りが悪かったりするので注意が必要です。しっかりとしたつくりでスムーズに動くものを選びしょう。



鍵(セキュリティ)

セキュリティについて考えてみたいと思います。治安がよい日本から海外へ行くとなると、いつも以上に安全意識が高まります。海外留学に参加する場合、スーツケースに防犯機能が搭載されているものを選ぶと安心です。鍵付きであればホテルの部屋に荷物を置いていくときも防犯の役割を果たしてくれます。留学中に寮生活やホームステイをする時の所持品の管理にも役立ちます。個室であっても貴重品や大切なものをそのまま散らかしておくのはよくありません。パソコンのような高価なものもスーツケースの中にしまっておく方が安心な場合もあります。寮やホストファミリー宅にはいろいろな方が出入りしますし、部屋の鍵がかからない場合が多いです。不要なトラブルを避けるためにも貴重品は自己管理が必要になります。スーツケースに入れ、鍵をしっかりとかけておくのが安心ですね。

空港でスーツケースを預ける時も、セキュリティの面を考えると鍵をかけておきたいですよね。スーツケースの鍵の種類はシリンダーキー、ダイヤルロックキー、南京錠、マグネットキー、カードキーなどがあります。旅行先で鍵を失くすことが不安な方であれば、鍵不要のダイヤル式の鍵がおすすめです。鍵が開けにくかったり、開け方にコツがいるものは、旅先では使いにくい場合があります。それぞれの特徴を考えて、自分にとって使いやすいものを選んでください。

アメリカへ行く時は鍵の扱いに注意が必要です。アメリカの空港では9.11のテロ以降、受託手荷物のスーツケースのランダムな中身確認が義務付けられています。もしかしらた、あなたのスーツケースも中身確認がされるかもしれないということです。この時、もし鍵がかかっていればスーツケースが壊されてしまうこともあります。もし荷物まで壊れてしまっても賠償は一切ありません。このような被害をなくすためにTSAロックは開発されました。TSAロックとはアメリカへの渡航の際に必ず必要となる鍵の種類です。TSAロックの「TSA」とは、アメリカ運輸保安局(略称TSA=Transportation Security Administration)のことで、このTSAが認可したスーツケースの鍵をTSAロックといいます。赤い菱形のマークが特徴です。このロック機能を備えたスーツケースであれば、持ち主が施錠していたとしても、空港スタッフがTSA専用の鍵を使い中身確認を行うため、スーツケースを壊される心配がありません。最近発売されているスーツケースにはTSAロック付のものが多いですが、ついていない場合はTSAロックを別にスーツケースにつける、TSAロック付きのベルトをスーツケースに巻くという方法もあります。TSAロックはハワイ、サイパン、グアムも対象となるので注意しておきましょう。ヨーロッパやアジアに行く時は必要ありません。TSAロックではない鍵をして預けても大丈夫です。けれど、空港では安全のため、スーツケースを開けて中身を確認することができます。これを利用して、空港職員がスーツケースを開けて、中身を盗むという犯罪が各国であります。スーツケースは鍵がかかっているから安心ということはありません。大切なものや貴重品はスーツケースには入れず、機内持ち込みの荷物に入れて自分で管理するのが正解です。

預ける時に鍵をかけることは、投げられたりしてもスーツケースが開かないようにするための役割もあります。何度も言いますが、海外の空港ではスーツケースが丁寧に扱われない場合もあります。また、預ける時に「TSAロックであっても施錠はしないように」と勧められる場合もあるようです。このようのときには付属品としてスーツケースの専用ベルトがあると便利です。もし、スーツケースの鍵やファスナーが壊れたときでもスーツケースが開いてしまうのを防いでくれます。ベルトをすることで、空港の手荷物をピックアップするところなどで、自分のスーツケースの良い目印になってくれる時もあります。

スーツケースを選ぶとき、やはり気にいったデザインのものを持つと旅へのわくわく感も高まり、準備も楽しくなりますよね。ただ、海外などでは取り扱いが酷く乱暴な国もあります、盗難や天候悪化など何があるか分かりません。機能面もしっかり確認して、自分なりにどこにこだわるのかメリハリをつけて選んでくださいね。

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